重~い3本ローラー・回りまくりのプーリー、固定ローラーの出力検証

昨日は第一水曜で当直はお休み。一昨日の夜に3本ローラーで上げまくったので、今日は自転車にまともに乗れないことは予想できたので、ベアリング弄りの日と決めていた。

 

3本ローラー

使用しているのはアクションマグローラー ワイド

結構気に入ってるのに、生産終了になってますやんか!

   時々書いてる“うるさい”MINOURAの固定ローラーはこれ

   静かなELITEの固定ローラーはこいつ

同じ安物のアドバンスは、1年チョイでぶっ壊れたので(回し過ぎたせいだが)、壊れにくいアクションマグローラーの方がええのに・・・

買った状態だと、軽すぎるので頑張ってもLSDにしかならない。ケイデンス120ぐらいまで上げると心拍もそれなりに上がるが、170とか180とかは無理だし、それ以前に、僕にケイデンス120を何分も維持しろって、そんな無茶な話はない。

固定ローラーは負荷を上げれるが、大っ嫌い。ほとんど一番軽い負荷しか使わないし、きつい練習をしようと思っても精神的に不可能。

そこで、3本ローラーを重くすることを思いついた。静粛化目的でグリスアップし、一昨日当直先に持って行ったローラーは、音はものすごく静かになっていたのは大成功だった。タイヤとローラーの摩擦音がかなり小さい。グリスアップしたので、ベアリングのゴリゴリ回転音が空洞になっているローラー内で反響することもない。もう一つ嬉しいことに、相当重くなっていて、今まで軽々60km/h出ていたのが、40km/hでもHR140ぐらいまで上がる。60km/h維持すると160台後半まで上がる。70km/hで180まで上がる。これは良いトレーニング道具ができたものだ。純正のままだと一瞬なら100km/hオーバーできたが、改良版では無理だろう。54-11で70km/hも出すとケイデンス115ぐらいだった気がする。これを続けるのは僕には辛いので、3本ローラーをするときは61Tを使った方が良さそうだ。タイヤはPRO3、空気圧8bar。空気圧を下げるともう少し負荷が上がるが、騒音が大きくなるし、Closerの20cで10.5barでやると、音は多少静かになるが、負荷は下がる。

当直用の3本ローラーはグリスにオイルを混ぜて回転を滑らかにした。なのにあの重さ。グリスだけでしかもたっぷり入れたら相当重くなるだろうと思って、自宅用の3本ローラーのグリスアップをやってみた。

ネジを全部外して、軽く床に打ちつけるとベアリングが簡単に抜けてくれる。

Photo

 

圧入されているベアリングはこんな感じで外れてくれる。

Photo_2

 

外したベアリング

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手組のEDGEホイールのハブのステンレスベアリングをセラミックベアリングに交換するのに、経験がないし、上手くできるかどうか保証できないとショップで断られて自分でやったときも、太さの合った塩ビの水道管をベアリングに当てて、ゴムハンマーで叩いて外した。それより前にレーシング7のハブのメンテも同じようにやったことがあったので、サイズの合う水道管さえあれば、できる自信はあった。

ゴムでシールされたベアリングだと裁縫用の針で簡単に外せるのだが、ローラーのベアリングは金属シールである。片方むき出しになるが、内向きに取り付けたら何の問題もないので、片方だけドライバーでこじ開けてやった。

ボールに傷を付けないように気を付けながら、小さいマイナスドライバーをこじ入れながら

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ドライバーを90度回転させて蓋(シール)を外す

90

 

蓋を外したところ

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特にグリスの汚れはないが、グリスが少なめなので、回転が良く、音が大きかったのだろう。

これをシンナーで洗う。チェーンやスプロケを洗うシンナーなので、まっ黒けである。

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グリスをざっと落とすだけなので、新品のシンナーを使うのはもったいないし、入れる容器もない。パーツクリーナーで最初からやるのはもったいないし、シンナーの方がよく落ちるから、まず粗方の汚れとグリスをシンナーで溶かしながら、ブラシでこすって落とす。そのあと、回転させながら角度を変えつつパーツクリーナーで洗って、ゴリゴリ感がないか確認。ゴミを噛んでいたらゴリゴリするので、そういう時はさらに洗浄する。パーツクリーナーは気化熱が大きいのでものすごく冷たくなり、必ず水分が残る。この状態で油を入れると水分がトラップされて錆びることがあるので、メタノールをぶっかけてしばらく乾燥。メタノールなら水ともグリスとも親和性があるので多少残ってても問題ない。

 

洗浄後のベアリング

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使ったのはコーナンで買ってきたメッチャ安いリチウムグリス。

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これをハブに使ってもデュラグリスとの差はわからないくらい。回転に関してはデュラグリスよりも上かも?

まずはグリスをこれくらい付けて

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ベアリングを回転させてグリスをなじませる

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これを何度か繰り返す。回転重視なら↑これでもグリス入れすぎ。

最後に、重くするために、リチウムグリスを山盛りに入れ、手の平で圧迫して、反対側からグリスが漏れるのを確認。はみ出たグリスを拭き取って組み立てたら終了。軽くしたいなら、グリスを少量塗ってから、不揮発性の油やマイクロロンをを1滴2滴落とすと良い。

例えばこんなオイル

Photo_11

面倒臭がりでなければ、グリスを油で薄めてヨーグルト程度の固さにしておいたものを塗ると良い。しかし、回転をよくすればするほど、メンテの頻度は増える。決戦用F1なんか、レース以外ほとんど乗らないのに、使い始めて6ヶ月で3回ほどBBのベアリングのメンテをしている。一方、何も気にしていないRED'S号のベアリングは、昨年レースに使い始める前にメンテして以来触っていないが、今でもよく回る。BB自体が良いのかもしれない。BBはエンデューロゼロのセラミックベアリング。普段乗りに使っているのに壊れない。Tokenのティラミックより少しだけ重いが、回転性能は随分優れいてる。値段は海外で買って15000円ぐらいだったか?日本で買うと3万以上。TokenのBBは半年ぐらいでゴリゴリ言い出し、なんぼ洗浄してもゴリってたので、しっかりグリスアップしてママチャリに組み込んでいる。寿命もエンデューロゼロの方が格段に上のような気がする。

3本ローラーの話に戻って、組み上げた3本ローラーのリア用2本を手で回してみると回転がかなり渋い。当直先のよりも渋い。これはええもんができた!

フロント用のローラー1本はめんどくさかったので、コーナンで買って来た同じサイズのベアリング(1個450円)をはめ込んでおしまい。

と言うことで、フロントの回転の良さは変わらずだが、回転音は小さくなった。リア用の2本は激重。音も小さい。これなら十分心拍を上げるトレーニングに使えるぞ、と思いながら、時間がなくて回せなかった。

 

次、プーリーの摩擦低減

明日香ヒルクライムの日、河合さんから聞いた話だが、プーリーは小さいので、そこでチェーンが大きく折れ曲がりフリクションロス(日本語では「摩擦損失」やったかいな?)が大きいとのこと。大きいプーリーに換えると5Wの得になるらしい。

翌日ネットで調べてみると、プロが実践しているようで、テンションプーリーのみを11Tから15Tにしているそうである。「5W」の話も出ていた。実験条件を書いてないので評価不能だが、まあ速度40km/hぐらいで、出力300Wぐらいで、ケイデンス90~100ぐらいで測定してるんじゃなかろうか?素人ヒルクライマーなら、スピードもケイデンスも遅いので、チェーンの回転速度は遅くなるから、ざっと計算すると、その半分ぐらいの得になるんじゃないだろうか?

5Wなら興味津々だが、2.5Wならあまり興味は湧かない。しかし、それでもないよりマシ。しかし、テンションプーリーを4T大きくするために、金を出すのもどうかと思う。SRAMだとRIVALとAPEXには15Tを付けれるRDが存在するし、REDと比べても特別重いという訳でもない。しかし、15Tなんてプーリー普通に売ってないでしょう?RED、DURAのRDをを改造したものも売られているが馬鹿高い。(カンパもあるけど興味なし。スーパーレコードにもあったんかいな?)

そんなことするくらいなら、プーリーの回転自体によるフリクションロスとチェーンの折れ曲がりによるフリクションロスを両方減らしてやればどないやねん?と考えた。後者は既に実践済みなので省略。

因みに、ホイールなどで「手で回すと良く回るのと、走った時に良く回るのは違う」と言ってる人がいるが、ホンマのところは知らんが、手で回してよく回る方が動摩擦係数が小さい訳で、力が加わった時の摩擦力も動摩擦係数に比例する訳で(高校物理の知識)、手で回してよく回る方が、走った時も良く回るんじゃないかと、個人的には思っている。ただ、「よく回る」と言っても、「いつまでも回っている」というのとは違うのだが、感覚的なもんで言葉では説明できないので省略。

 

これ、RED(YELLOW)のプーリー。普通のREDのプーリーとカバーの色が違うだけ。

Red

カバーを開けた

Red_2

針を突っ込んで

Photo_12

ゴムシールを外した

Red_3

グリスは汚れてなかったので、オイルを1滴落としてカバーを戻した。

 

これ、FSAのセラミックベアリングのテンションプーリー

Fsa

79DURAのRDに付けていたもので、結構走っているのに汚れはなかった。RED同様、オイルを落として終わり。

 

これ、DURAのガイドプーリー

Dura

ゴムシールを開けたら結構汚れていたので

Dura_2

反対側のゴムシールも外して、シンナーとパーツクリーナーで洗浄

Dura_3

片側のシールを戻し、グリスをちょっとだけ入れて

Dura_4

よく回してグリスを全体に行き渡らせてからオイルを垂らして

Dura_5

もう1個、ゴムシールを戻しておしまい。

 

これ、MTBのSRAM製、グレードの低いテンションプーリー ボールベアリングじゃない

Mtb

なんぼ洗っても、オイルだけにしてもグリスを塗っても何をしても回り方は洗う前と一緒。

 

これ、105のプーリー やはりボールベアリングじゃない

105

今後使う予定もないので、整備もしなかった。

 

下の安物2つには使えない作戦だが、上の3つは、針でゴムシールをはがし、オイルを1滴垂らし、ゴムシールで蓋をする。以上でアホみたいに回るようになった。

僕の自転車(決戦用のみ)の回転部分は大抵こんなことをやっている。剥がしてはいけないシールドベアリングのゴムシールも躊躇なく剥がす。昔使っていたDURAのBBも英語で「分解するな」とか何とか書いてあったが、躊躇なく分解して良く回るようにしてやった。ただ、こういうことをやるとメンテの頻度は増える。フリクションロスをできるだけ減らすのが目的なんやけど、プーリーは思いつかんかった。REDのプーリーは手を加えなくても、DURAに比べて明らかに良く回っていたから、というのもあるけど、さらに良く回るようになって満足。河合さん、ヒントをありがとう!

 

職場でローラー練

こんなところでやっとります。

Photo_13

 

以降、画像がピンボケなのは、ローラーを回しながら携帯で写したから。

まずはウォーミングアップ15分。その間にパワータップとELITEのローラー付属メーターの出力の比較。

「負荷1」で比較(左がELITEのメーター、右がガーミン)

1

「395」はELITEの出力表示。パワータップの方は右上「150」が現在の出力、その斜め左下「148」が過去3秒の平均出力、その右「145」が過去30秒の平均出力。

全然違う値になった。

 

負荷を1段階ずつ上げて行き、比較してみたが、「負荷4」まではパワータップと値が違う。

一番重い「負荷5」で似たような値が出るようになった。

5

 

今日の昼練は、15分間120~150Wぐらいでウォーミングアップ。

その後35分間、過去3秒の値が200Wを下回らないように、これくらい上げてみた

Photo_14

上はPOLAR CS600X(上から順に、心拍数、斜度、速度。右下の四角の中がケイデンス)

下はガーミンedge500(左の列が上から順に、速度、3秒出力、ラップの平均出力、ラップの継続時間。右の列が上から順に、現在出力、30秒出力、最高出力、ケイデンス)

 

最後に2分ぐらいもうちょっと上げてみた。

Photo_15

 

実走だと上げまくっても、昼練の平均出力は200W程度にしかならない。ローラーで「ハァハァ」言ってると、外に聞こえたら恥ずかしいので上げまくることはできないが、息が上がらない程度に上げて維持することは可能。こっちの方が練習になる。当分これにハマりそうな予感。もっと心拍数を上げる練習なら家でできるし、なみはや大橋でもできる(堺浜では敵がいないと無理)。

 

夜は3本ローラーを実際に回してみて、どれくらいの出力が出るか試してみる。結果はその内書くでしょう。

この記事へのコメント

  • 河合

    レッドさんこんばんは!
    すみません、まとめてここにコメントさせて頂きます

    まず、ゴミ収集車のドアとの衝突、大事に至らなくて本当に良かったです
    というか大事に至らせない為の行動を即座に取れるレッドさんが凄いです!
    しかし…確認無しでドア開けられたらたまったもんじゃないですね!

    ベアリングのグリスアップ
    画像付きで凄く分かり易いですね!!
    3本ローラーを静粛性&負荷の面でも見事にカスタムされて凄いです
    なるほど、回転を良くするにはオイルを一滴垂らすのがキモなんですねー
    プーリーのグリスアップは今度やってみようと思います!
    高額な歯数の多いプーリーを導入するよりも安価で確実で良いと思います
    僕も手で回してよく回るのが好きです(精神衛生上良いですからw)
    為になる情報ありがとうございました!
    2011年12月08日 22:10
  • レッド

    河合さん

    事故ってばかりでご心配をお掛けしてすいません。ドアを開けたおっさんに、「後ろ見ろよ~!」と言ったら、「見た」と言うので、「見るだけじゃあかんのじゃ!バイクやチャリが来てないか、ちゃんと確認せんかい。」などと説教してやりましたが、保険屋的に言えば、自分の過失も少しはある訳なので、もっと気を付けます。今日は車の横を通るときは、歩道との縁石ギリギリを通ってました。

    ベアリングにオイルを使ったら良いというのは、長居公園で走り回っていた頃に、自転車マニアの若者に教えてもらったんです。究極に回るようにするなら、オイルのみかオイルも入れないのが良いと言ってましたが、ベアリングがすぐにダメになるみたいです。プーリーの手入れは簡単ですので、是非やってみて下さい。

    3本ローラーは20分ほど回してグリスが馴染んできたら、だんだん軽くなってしまいました。音は静かですが、負荷に関しては失敗です。当直先のとは違うグリスを使ったんですが、同じフィニッシュラインのセラミックグリスを使ってやり直しますわ。
    セラミックグリスは、良さそうな名前とお値段ですが、意外に回転が渋くなるので、これまで使い道がなかったんですよね~
    2011年12月09日 00:23

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