ハンガーノックになりました

昔々その昔、ハンガーノックていう言葉も知らんかった頃、2009年3月に生まれて初めて1日に300km走ったとき、岬町のR26沿いのファミマ手前でハンガーノックになりました。こいつは一番ひどかった。歩けなかった。

それ以来、ハンガーノック気味にはなるけども、最後まではいかない。もう一度ハンガーノックになってみたくて頑張ってみても、低血糖でフラフラになるだけで筋グリコーゲンは完全に枯渇してくれない。

あれからほぼ4年、一昨日の土曜日は、自分では結構グリコーゲンを溜め込んでいるつもりだった。朝は何も食わんかったけど、これはいつも通り。昼はMTBのフロントブレーキがかかったままになっているのに気づかずに22km走行。必死で頑張っても全然スピードが出ないけど、筋肉疲労のためだろうと思っていた。帰る前に異音がするのでホイールを回転させてみたら、いや、回転させようとしてみたら、フロントホイールが回らないではないか!

自転車を押して歩くと抵抗は感じなかったが、手では力を入れないと回せないくらいになっていた。そのせいだろうか、予想外に筋グリコーゲンを使っていたようである。しかし、夕方に糖質をそこそこ補給し、血糖値は維持できていたし、筋グリコーゲン不足による寒気や空腹感は感じなかった。だから、ほぼ満たされていると勘違いしていた。

夜はいつも通り堺浜に寄り道。最近は、堺浜に着くまでは大概脂肪燃焼目的のため、LTぐらいまでの強度で走ることが多かったのだが、グリコーゲンが余っている気がしたので、堺東を過ぎ、錦綾町の交差点ぐらいまでは、当直に向かっている時と同様上げまくりの飛ばしまくりで走ってみた。

そして、その先にすき家があるのだが、何となく牛丼が食いたくなった。けど我慢。

砂道交差点を左折し、堺浜までもう少し。なんか力が出ない。でも、寒くないし空腹感も耐えれる程度。ケーズデンキの前を通過し、周回路に入って逆回り。バックストレートに入った頃から心拍数が急に110を切ってきた。でも寒くない。筋グリコーゲン不足などとは想像もし得ない。とにかく脂肪を燃やしたいので、心拍数を120台まで上げるようにダンシングしたり、無駄な動きを取り入れたり、高ケイデンスで回してみたり、いろいろやってみた。しかし、110前後を行ったり来たりで、120には全く届かない。そして、2周目のバックストレートで、どないにも心拍数が上げられなくなった。何とか100以上を維持するので精一杯で、この周回の最高心拍数は109。後半は100を下回っていた。自転車を前に進めるのが苦痛になってきた。全身がだるい。いつもなら、エネルギーが切れて寒くなって心拍数が100を切っても、普通に進むぐらいは平気であるが、一昨日は全然感覚が異なっていた。

意識はしっかりしていて、寒気もない。

なんか不思議な感じやけど、肝グリコーゲンはまだ残っているのに、筋グリコーゲンが先に逝ってしまったと思われる。但し、全身の筋グリコーゲンがなくなったんじゃなくて、ペダルを踏むのに主に使う筋肉。

しんどいけど、嬉しかった。

ハンガーノックになって、前回は全快まで2時間かかった。なんで嬉しかったかと言うと、実験屋の本性として、もう一回なって、回復までにどのくらいの時間がかかるのか知りたかったのである。しんどいのが嬉しいわけではない。しんどいのは大嫌い。僕はMじゃなくてSだから。

堺浜から家まで約10km。最も早いルートで帰って20分。疲れていても25分あれば辿り着く。

しかし、大腿四頭筋のグリコーゲンは枯れている。多くの人はハムストリングスと尻の筋肉で自転車を動かすが、僕には大腿四頭筋が最重要。ハムストリングスと尻の筋肉のグリコーゲンも残りわずか、アンクリングに使うヒラメ筋もほとんど空っぽ(膝が曲がった状態で足首を伸ばすのに使う筋肉は腓腹筋ではなくヒラメ筋なのである)。

さあ、どうしたものか?まあ、ゆっくりなら進めるが、そんな悠長なことは言ってられないので、普段全くと言っていいほど使わない引き脚、つまり腸腰筋を使って20km/h出るか出ないかぐらいのスピードで帰った。40分もかかった。

ハンガーノックと気付いた時に糖質をすぐに摂ったら幾分回復も早いのだが、どれくらいかかるか調査したいので、家に帰るまで何も食わんかった。

家に着いたのが21時頃。歩くのもままならない。すぐに食ったらええのだが、やることを済ませてから食い始めたのが21時30分頃。

ごはん658g、牛肉100g、豚肉の赤身182g、卵2個、箱入りの白くま5本、チョコモナカジャンボ1個、桜餅小さいのを3個(普通の大きさ2個分ぐらい)、草餅1個、スパゲティ100g、プロテイン10g、油6.3g。1時間半ぐらいかけて、これだけ食って糖質は442g、1770kcalほど。それでもまだまだ体は言う事を聞かん。

やっと普通に動けるようになってきたのが、日が変わって、翌日の0時30分頃だった。今回は、ハンガーノックからの回復に3時間かかった。

久々に面白い体験でありました。

 

翌朝起きたら体重は57.5kg。前夜に結構食って、水分も満たされてこの体重。そしてそのままフードファイトに突入。今日はそろそろ強度を上げておきたかったので、わざと糖質を大量に摂って、筋肉を回復させるためにタンパク質も大量に摂って、もう食えんというくらい寝るまで食い続けて、瞬間最大体重が62.5kg。メッチャ痩せました。正月にはこんな食い方したら67kg台までいってたのに。

今朝起きたら、水膨れで浮腫みまくり、筋グリコーゲン満タンで元気いっぱい。それでも体重は61.5kg。ええ感じで痩せてきております。多分、明日の朝には57kg台に戻るでしょう。

出勤時はMTBなのに、35km/hぐらい簡単に出る。心拍数140台を維持するのも楽々。昼休みに、墓場横の坂で、1分40秒-1分のインターバルを11本こなしておいたが、時間があればまだまだできるくらい力が有り余っている。

まともに運動するためには、糖質は絶対必要ということを再認識。

でも最近はシッティングだと心拍数は171までしか上がらなくなってます。前回もそうでした。ダンシングで、わざと無駄な動きをしてもがいてやっとこさ177ぐらいまで上がる。かなり心臓がええ感じに仕上がってきてる。(脱水気味だと185ぐらいまで上がるが、こんなのはなんの意味もない)

この記事へのコメント

  • yasu

    うっ読んでいて眩暈が…ww
    ハンガーノックの状態での人体実験とは恐ろしいすぎますわ。
    一度ハンガーノックになったら身体が覚えているのでなりにくいというか寒さや倦怠感などで最後までは 、なかなかいかないのかもしれませんね。
    勘違いが入ると身体からのサインは色々とあるけど違うやろ?と知らぬ間にエネルギーを使い果たしてハンガーノックになってしまうんでしょうね。
    いやはやハンガーノックの状態で自転車に乗って なおかつ直ぐに食べないとは凄いですね(驚)
    私なら即コンビニ直行してその場で倒れてますよ(苦笑)
    糖質はエネルギーなのでやっぱり重要ですね。
    これが足らないとほんと強度が上げれないし、回復が遅いです。
    私の場合は根性無いので糖質制限したら練習の質が下がってダメですわ。
    楽して体重は減らないし、楽して速くもなれませんね(^^;;
    やっぱり早起きして走り込みですね。
    2013年02月26日 13:06
  • レッド

    yasuさん

    すぐに食べなかったのは、食べても家に帰るまでの時間ぐらいでは回復しないのを知ってたことと、人体実験好きな性格が高じたものですよ。
    ハンガーノックはだるくてしんどくて、嬉しいものではないんですが、普段からダイエットで心をいじめ慣れてるので、数時間限定ぐらいなら我慢できないものでもないんです。
    良い実験ができました。

    糖質を制限するとホンマに質の高い練習はできないです。我慢して長時間乗り続けると、精神と持続力は鍛えられるので、全く意味の無いことではないんですが、強度を上げた練習ができないのが問題です。
    僕の場合はラマダン状態なので、昼間は糖質制限生活、夜は糖質詰め込みの繰り返しで、結局自転車には糖質制限している状態でしか乗れてないんですよね。それに思うようになかなか痩せてくれません。こんなに我慢してるのに、この2週間57kg台でストップしてます。そらまあ、1日平均4000kcal以上食ってるし、乗る時間も1月より平均1時間半ぐらい減って4時間弱ですから痩せるわけないです。脂肪燃焼効率なんかは無視して、消費カロリー>摂取カロリーとなるようにだけ気を付けておけばいいのか?と思い始めました。レース直前の駆け込みダイエットように短期決戦で体重を減らすなら糖質制限は有効ですが、弱らずに時間をかけて痩せるには、苦しさの割には効果が少ないです。
    ほどほどに食べて、質の高い練習をしながら痩せましょう!
    2013年02月27日 11:40