よく回るようになったSRAM RED GXPクランク

昨日の記事からの続きです。

SRAM純正のセラミックベアリングBBはグリスを完全に洗い流してもイマイチすっきり回りません。原因はわかってます。ベアリングの外周への圧迫が強いから。これ、世間じゃほとんど言われてないけど、ベアリングの外径より、嵌め込む部分の方が微妙に径が小さいのですが、小さすぎるとベアリングの外周部が内側に圧迫されて、ベアリングボールとの当たりが強くなり回転が悪くなります。セラミックボールであろうとステンレスボールであろうと関係ありません。実際自転車ごときのベアリングで、セラミックとステンレスの差は錆びるか錆びないかと微々たる重量差。そこだけです。後はシールのタイプ、グリスの種類・量、外部からの圧迫度合い、この辺がよく回るかどうかを規定しています。

「セラミックだからよく回る」と高価なベアリングを購入して、何の手入れもせずに使ってるくらいなら、ステンレスボールベアリングに手を加えた方が遥かによく回ります。

 

昨日DOGMAに取り付けたSRAM純正ベアリングのゴムシールはLLBタイプで内輪とゴムシールは非接触。普通ならよく回るはず。回らんのは上に書いたように外周への圧迫が強いから。こんなしょうもないBBが2万円以上するんです。アホな買い物をしました。

 

下の画像は、シマノ用イタリアンのENDURO ZEROベアリングBBです。

が、右のベアリングの内側にハマりこんでいる黒いリング。これはScottのMTB用に買ったプレスフィットBB92に付属していた、GXPに対応させるためのスペーサー(外径24mm・内径22mm)。Tokenも同じようなのを600円ほどで販売しています。こんな技があるのは昨日の当直中に調べまくって知りました。

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全部で92gと、SRAM純正BBより軽い。黒いのは、同じくBB92セットに付属していた0.5mmの厚さのスペーサー

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このスペーサーを入れないと、クランクのネジを締めこんでも隙間ができてしまう。しかし、0.3mmか0.4mmのものがあるとぴったりでしょう。ちょっとだけ厚いけど、まあ、回転にはそれほど支障ありません。明日にでもコーナンでもうチョイ薄いプラかアルミ板を探してみます。SRAMのGXPは強力なトルクで締めつけるため、アーム間の距離が決まっており、BB幅がそれと一致すれば完璧に回転する。BB幅がわずかに広ければ回転が渋くなる。逆にbb幅が狭ければスペーサーで誤魔化す。と、こういう使い方をするクランクみたいです。

ネットでのGXPクランクを「最悪」みたいに書いてる人が結構いますが、な~んもわかっちゃいない。わかろうとしない。実は完璧に幅を合わせれば、ガタつきのない完璧なクランクになるのです。

一方、GXPを否定する方々は、シマノのクランク取り付けシステムを褒めちぎってますが、これもな~んもわかっちゃいない。規定のトルクでプラネジを締めてみなはれ!ベアリングが圧迫されすぎて全然回りまへんで~

かと言って、緩めに締めすぎたら、ベアリングが虫食いになる(一昨年の美ヶ原で経験)。しかも、クランクがベアリング内径を押す部分は、ゴムである。だからクランクは多少ガタが出る。ガタが出ないように締めるとベアリングが回らない。結局、こっちをよくすれば、あっちに不都合が出ると言う、どうしようもないできの悪いクランクなのです。こんなクランク信者が日本には多数います。な~んもわかっちゃいない。まあ、ほとんどの自転車乗りは自分でそこまで弄れないから仕方のないことかもしれませんけどね。自分の乗り物くらい、自分で弄りましょうよ。

で、FBに出した動画です。FELT F1のBB30のREDクランクほどは回りませんが(そら、スプリングワッシャーで押してるから、当たり具合は勝手に調整されてるのです)、これだけ回れば十分。グリスは多めに入れてます。

SRAM RED GXP+シマノ用ENDURO ZERO bearing BB+GXP用spacer
YouTube: SRAM RED GXP+シマノ用ENDURO ZERO bearing BB+GXP用spacer

グリスは3種類用意してあります。

まずはコーナンで買った数百円のグリス達。左が稠度2、右が稠度1

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これはNUTECの超高級グリス値段は忘れたけど数千円レベル。稠度は2。

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稠度は低い方が軟らかいからよく回るように感じるけど、実際入れて回してみると、NUTECを入れたときの回転が突出していた。おそるべしスポーツカー用グリス!

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