LSDは時間の無駄

LTの強度までは主に遅筋が使われる。LT以上になると速筋のTypeⅡa(ピンク筋)が動員されてくる(LT以下でも使われてるが)。さらに強度を上げていくとTypeⅡb(白筋)も使われる。

鍛えた筋だけが強くなる。力ではなく、筋肉に関係する持久力の話(GLUT4とかミトコンドリアとか酵素活性とか毛細血管網とか)。

LT以下でトレーニングを続けてたら、大部分の遅筋とピンク筋の一部が鍛えられる。つまりLSDのこと。

LT以上で数分以上続けられる強度のトレーニングをしてたら、ピンク筋が鍛えられる。もちろん遅筋も動員されてるので鍛えられる。

スプリント練は白筋が鍛えられるけど、ヒルクライムにはそんなもんなくても良い。

ヒルクライムでは、グリコーゲンの浪費などお構いなしにOBLAオーバーの強度で走り続ける。個人差あるのかな?僕の場合は実測しているので間違いない。OBLAの2倍近い乳酸血中濃度を維持している。150Wぐらいしか出せない人はもしかしたら遅筋しか使ってないのかもしれない。昨日の堺浜での実験では、僕のLTでの出力はおそらく200W前後。ただ、LTでの出力は個人差は大きいと思われる。

マラソンランナーは、グリコーゲンを節約して長いこと走り続けないといけないので、一流選手はOBLA付近で走るらしい。これって、それなりにしんどいけどめっちゃしんどい訳じゃない。今朝の鍋谷峠を上った時ぐらいの強度か?グリコーゲンが減ってきたらしんどいかもしれんけど、そんなに長時間OBLA強度を維持したことないから知らん。

しかし、ヒルクライマーは、めっちゃしんどい状態で1時間か1時間半ぐらい走り続けられたらいいので、マラソンランナーの主なトレーニングであるLSDは必要ないと思う。もちろんスプリント練はいらん。ゴール前での競り合いに勝ちたかったらやったら良い。

鍛えたいのは遅筋とピンク筋だが、LSDだと動員率の低いピンク筋はあまり鍛えられない。

LT付近でトレーニングすると「LTシフト」が起こるらしいが、何の事はない、乳酸処理能力がアップするだけの話。そんなの、もっときつい強度でも上がるんちゃうの?そやないと、OBLAオーバーで1時間も走り続けられる訳がない。それに、ピンク筋に与える刺激が少ないので、やはりピンク筋は鍛えられにくい。高強度でも遅筋も必ず動員されているので、そこだけ抜き出して鍛える必要はない。

※乳酸は疲労物質ではなくエネルギー源である。ミトコンドリアはピルビン酸だけでなく乳酸もエネルギー源として使う。乳酸血中濃度と疲労度はよく相関しているので、以前は疲労物質と考えられていただけ。

鍛えた筋にだけトレーニング効果が出るのなら、LT以上のトレーニングだけやっとけばええんちゃうの?と思う。

僕がLT以下で長時間走るのは、LT以上に強度を上げられないくらいの疲労が残っているか、グリコーゲンや糖質が足りないか、ダイエットのためかのいずれかであり、大半はダイエット目的である。

トレーニング目的でやることは高強度な練習だけ。移動やダイエットのためにユルい強度でチャリに乗ることも多いが、運動ではあるがトレーニングとは思っていない。意味もなく強度を緩めるのは時間の無駄。

スーパーロングライドに凝っていた頃も、その時出し続けられる最大の力で踏んでいた。意味もなくダラダラ走ることはほとんどなかった。だから、勝手に持久力が鍛えられていたのだと思う。

距離を走るのはいいが、LT以下でチンタラ走ってたって意味がない。しんどさを感じながら走らなあかん。

 

すべて自分のこと。チャリにハマるまで持久力などとは縁もなかった自分のこと。遅筋は人並み以下で速筋割合が非常に多い自分のこと。他人のことは知らん。生来遅筋がメチャ多い人(カツさんとか)ならLSDだけやってたらええのかもしれない。

根拠はあるけど、ただの持論。すべてが正しいかどうかは知らん。

エネルギー源として脂肪酸を多く使う能力や心肺機能とは別の話。

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